ポストシーズンで山本由伸に「エース格」の期待も…成否のカギは“もの足りない”大谷次第か

公開日: 更新日:

 ドジャース山本由伸(26)が日本時間17日、敵地アトランタでのブレーブス戦に登板。

 ここにきてエース右腕グラスノーが痛めていた右肘の回復が遅れたことで今季絶望。左足親指を痛めて離脱しているサイ・ヤング賞3度の左腕カーショーの復帰も微妙で、16日には山本と相性が良かった2番手捕手バーンズが左足親指を痛めて離脱した。山本はレギュラーシーズン終盤からポストシーズンでは「エース格」と期待されているものの、苦しいマウンドを強いられそうだ。

 投手史上最高額の約455億円で入団した山本には超大型契約に見合うパフォーマンスが求められるが、渡米1年目のシーズン終盤の成否は同僚の大谷の援護にもかかっている。

 何しろ、大谷は山本の登板時の打撃が振るわない。山本が登板した15試合は56打数12安打の打率.214、1本塁打、6打点、3盗塁。山本が降板する前に一発を放っているとはいえ、三振は計10個。メッツの左腕マナイア(今季11勝5敗、防御率3.35)、カブス・今永(同13勝3敗、防御率3.03)ら各球団のエース級と対戦するケースが少なくなかったが、メジャー史上初の「50-50」(50本塁打、50盗塁)を目前としている大谷にしては物足りない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴