上田桃子のスコア予想は当たるのか…日本女子OPは「プロ泣かせ」大会史上最長のセッティングに深いラフ

公開日: 更新日:

 アンダーパー28人の昨年とはガラリと違う大会になりそうだ。

 26日開幕の日本女子オープン(茨城・大利根CC西C)。大会史上最長の6845ヤードのセッティングに選手は頭を痛めている。今大会が国内公式戦60試合目となるベテランの上田桃子(38)も例外ではない。

「普段はあまりロングアイアンとかユーティリティー(UT)を使うことはないんですが、UTばかり打っている感じがする。最近の中で最も難しく感じるコース」とお手上げ状態だ。

 距離が長いだけでなく、ラフも10センチ前後は伸びており、フェアウエーキープが鉄則。グリーンの硬さや横風も考えれば、「多分終わったらアンダーパーは10人いないんじゃないか」(上田)と予想するほどだ。

「読み通りかもしれません」というのは、会場をよく知る並木俊明プロだ。

「松林でセパレートされたフラットなコースですが、難度は高い。第2打からグリーンまで少し上りになっているホールが多く、わからずにショートするケースが多い。バーディーが取りやすいパー5は11番ぐらい。1打目、2打目を狙ったところへ打たないと、3打目にバーディーチャンスにつけられないどころか痛いボギーとなる。16番パー3はグリーン奥の傾斜がきつく、17番パー4は、グリーン手前約70ヤードに3本の松があり、第1打で左の池を大きく逃げて右へ打つと松の枝が邪魔でグリーンを狙えない。ドローヒッターの方が攻めやすいホールが多いが、距離が長いので第2打で使うことが多いUTでフックやスライスが打てる人は有利。ダブルボギーはもちろんのこと、ボギーの数を減らすことが上位争いの絶対条件です」

 ちなみに、2年前の大会(千葉・紫CCすみれC)は6839ヤード。当時は大会史上最長でアンダーパーフィニッシュは2人。今回も「長いコース」が女子プロ泣かせとなりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール