阪神「アレンパ」は風前の灯火…V逸の戦犯は誰だ?フロントの“見る目のなさ”は巨人と真逆

公開日: 更新日:

 若手の育成方針を掲げてはいるものの、今季は開幕から貧打に苦しんだ。ヘルナンデスのような外国人選手がこれを打開する可能性はあったが、そもそも指揮官は助っ人をアテにしていない。

 阪神は近年、年俸3億円以上の大枚をはたいて獲得したロサリオら助っ人野手が相次いで不発に終わるなど、成功例は少ない。フロントの“見る目”のなさも、よくわかっているはずだ。

 ノイジーは昨季、レギュラーとして年俸1億3000万円で獲得したが、打率.240、9本塁打にとどまった。しかしフロントは、他球団に移籍されることを恐れ、減俸したうえで残留を決めた。

 岡田監督は「契約するなら(春季)キャンプまでに、バット立ててこいって言うた」と注文をつけたが、そもそも活躍に半信半疑だったのは確かだ。

 しかも、シーズン中に助っ人を獲得すれば、限られた外国人枠を巡って波紋が生じ、チームに火種を生みかねない。

「19年7月に獲得したソラーテは、二軍暮らしが続くなか、同年9月に一軍に招集されるも、『モチベーションが上がらない』とこれを拒否し、解雇に追い込まれた。マルテの代役で獲得したものの、助っ人枠の兼ね合いもあって一軍に定着できず、ヤル気をなくしたことが原因です。阪神はかつてのマートンしかり、助っ人によるゴタゴタが少なくない」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃