18年ドラ1がクビ…髙橋優貴は原前監督に潰された?巨人が左腕不足に陥る自業自得の噴飯

公開日: 更新日:

 巨人は4日、高橋優貴(27)と来季の契約を結ばないと発表した。

 高橋優は八戸学院大から2018年ドラフト1位で入団。3年目の21年にはチーム最多の11勝を挙げたものの、22年は1勝5敗。26回3分の2を投げ、18四球と制球に苦しんだ。9月に左肘関節鏡視下クリーニング手術を行い、同年オフに育成契約に。23年4月に支配下復帰を果たすも、一軍未勝利。阿部監督に代わった今季は一軍登板がなかった。通算成績は69試合で18勝25敗、防御率3.66だった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「プロだから本人が責任を負うのは前提だし、故障もあったとはいえ、同情の余地はあります」とこう続ける。

「21年に11勝で左のエースになるだろうと思っていたら、翌年は明らかにストライクが入らなくなった。そもそも、21年だって与四球の数はリーグワースト(61)。もともと細かい制球力はなくても、勢いがあって思い切って腕を振れるから、スクリューボールなどの変化球が生きた。それなのに、当時の原監督は制球難ばかりを指摘した。精神的に追い込まれた高橋はイップスになっているように見えた。短所ばかりに目を奪われ、長所である腕の振りが鈍くなり、むしろ制球難に拍車がかかった。原監督は投手が四球を出すのを極端に嫌がったが、高橋は結果も出ていたんだし、欠点ばかりを指摘するんじゃなくて、もっと違う育成法はなかったのかと思いますね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか