立浪中日3年連続最下位の終幕は「最後のご奉公」…招へいした片岡ヘッドら5コーチも退団

公開日: 更新日:

「3年間、これだけ声援をいただきながら、本当に皆さまには申し訳ない思いをさせてしまい、すすませんでした」

 今季最終戦に敗れて3年連続最下位が決まった中日立浪和義監督(55)が、試合後のセレモニーでファンに謝罪をした。

 現役時代は「ミスタードラゴンズ」として絶大な人気を誇った立浪監督。長期低迷に苦しむチーム再建の「切り札」として、2022年から指揮を執ったが、「まだチームは改革の途中。志半ばで退くというのは、非常に残念な思い、悔しい思い、申し訳ない気持ちはあります」と無念の心境を吐露しつつ、「近い将来、必ず、強いドラゴンズ、そう信じてます」とエールを贈った。

 立浪監督が3年でチームを去るのは、球団にとっても複雑であるのは間違いないだろうが、井上一樹二軍監督の新監督就任が決定的な中、立浪監督が招へいした片岡ヘッドコーチ、落合投手コーチ、和田打撃コーチら5コーチの退団が決定。「立浪組」の解体は着々と進んでいる。

 この日の最下位決定は、悪いことばかりではない。今月24日に控えるドラフト会議では、2位指名はウエーバー順で、レギュラーシーズンの下位球団から指名する。今年はパからの指名となるため、西武に続いて2番目に指名できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?