「出てこい大谷ドジャース!」 ヤンキース15年ぶりWシリーズ進出、敵意剥き出しでスタンバイ

公開日: 更新日:

目の色変えているGMと主砲

 近年は観客動員数だけでなく、日本人選手の争奪戦でもドジャースの後塵を拝している。昨オフは狙った山本由伸(26)をドジャースに奪われ、今オフのメジャー挑戦が濃厚な佐々木朗希(22=ロッテ)もドジャース入りが有力視される。やりたい放題やられているだけに、頂上決戦でやっつけて自分たちが一番だとアピールしたいのだという。

「中でも編成責任者のキャッシュマンGMと、今オフ、FAになるソトは目の色を変えてます。キャッシュマンGMは毎年、湯水のごとくカネを使いながら14年間もワールドシリーズから遠ざかった責任を問われているし、ソトはまだ25歳と若くオフは『10年1000億円』の大谷並みの大型契約が有力視されている。ともに人気球団のドジャースを倒して自らの価値を高めたいのです」(同)

 ヤンキースにとって、ワールドシリーズがメッツとの“サブウエーシリーズ”になるより、東海岸と西海岸の人気球団同士の戦いになった方が全米の注目度は上がり、分配金を含めた実入りは膨れ上がる。だが、大谷やドジャースに対して“敵意”をむき出しにしているのは商売上の理由だけではないのだ。

 ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズはドジャースがメッツに3勝2敗と、ワールドシリーズ進出に王手をかけている。

 21日、本拠地で第6戦を行うが、ドジャースが勝ち上がった場合はニューヨークの老舗名門球団の意地と誇りが待ち受けている──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波