編成責任者やGMに「頭のキレる元選手」がトレンド…フロントと現場とのコミュニケーション役にうってつけ

公開日: 更新日:

 今シーズン終了後、ジャイアンツは編成本部長であるファーハン・ザイディが来年はチームに戻らないと発表した。事実上の解雇である。

 代わりに就任したのはバスター・ポージー。ジャイアンツ一筋で12年間プレー。3度のワールドチャンピオンに7度のオールスター選出、2012年にはナショナル・リーグのMVPにも輝いているジャイアンツのレジェンドだ。

 ここ数年、元メジャー選手であった人材が編成本部長やGMに就任するケースが増えている。データ分析、スカウティング、選手育成などにたけながら選手としての経験のないフロントが多い中で、明らかにトレンドが変わりつつあるようだ。

 20年にGMに就任し、昨シーズンはレンジャーズをワールドチャンピオンに導いたクリス・ヤングGMや、23年オフにレッドソックスの編成本部長に就任したクレイグ・ブレスローもしかり。彼らが編成責任者に抜擢された理由は、前体制におけるコミュニケーターとしての能力の欠如によるものではないかと推測されるのだ。

 フロントと現場とのコミュニケーション不足。どちらかがどちらかに不満や不信感を抱いている結果としてチームがうまく機能せず成績不振に陥る。そのパターンは前出の3チームに共通しているようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発