ヤンキースの致命傷は当たり前のことを選手に落とし込むコミュニケーターの不在

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 ホームランを打つためにどうスイングしたらいいか、三振を取るためにはどのような球を、どこに投げ込めばいいかはデータが教えてくれる。

 そう、データとは教えるものだ。

 もちろん今ではその程度の分析はどのチームも行っていることで、何ら戦略的優位性につながるものではない。

 しかし、データには表れないこと──打ったら全力疾走する、正しく送球する、必ずベースカバーに入る、このようなことをデータは教えてはくれない。

 では、データが教えてくれない、正しい野球をするというチームカルチャーはどのようにして生まれるのか?

 ワールドシリーズでミスをきっかけに崩れたヤンキースに、そのようなカルチャーがないと言っているのではない。

 ただ、負けたら終わりの、しかもワールドシリーズという最高の舞台で敗戦に直結してしまうような基本的なミスを犯してしまうということは、そのようなカルチャーがしっかりと熟成、根付いていなかったのではないかと疑わざるを得ない。

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