大谷「DH独占」がドジャース故障者続出の遠因なだけに…指揮官が頭を抱える先が見えない守備解禁

公開日: 更新日:

 今季の大谷はメジャー史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)の偉業達成がかかっていたこともあり、結局最後まで守備に就く機会はなかった。

 ワールドシリーズでは左肩脱臼による損傷した関節唇の修復手術を強いられたことで、当初予定していた来年3月のカブスとの日本開幕シリーズでの投手復帰は先送りとなった。

 フリードマン編成本部長は今月12日(日本時間)、地元放送局スポーツネットLAのインタビューに投手として復帰させる時期について「慎重にゆっくりというわけではないが、すごくアグレッシブにしようとも考えていない。スローダウンすることは考えていないが、まだ今年は投球プログラムを先まで進めていなかったので、復帰までにやらなければならないことがある。そのため具体的な時期はまだ見通せていない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 ドジャースは球団史上初のワールドシリーズ連覇がかかるだけに、フリードマン編成本部長、ゴームズGMとも、ポストシーズンで二刀流で起用する方針を明かす一方、来季は二刀流復帰に向けたリハビリが続く。あくまで投手としての復帰が第一である以上、大谷を守備で起用する余裕はないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変