投手大谷が641日ぶり実戦投球も…二刀流が打撃の足を引っ張りかねない不吉なデータ
ドジャース・大谷翔平(30)が日本時間26日、敵地シティフィールド(ニューヨーク)でのメッツ戦を前に、ライブBPといわれる実戦形式の打撃練習に登板。2023年9月に右肘靱帯修復手術を受けてから初めて打者と対峙し、延べ5人に22球を投げて1安打2奪三振1四球だった。
見守ったマーク・プライアー投手コーチによれば、直球の最速は97マイル(約156キロ)をマークしたそうで、「カットボールもいいコースに決まり、スプリットも88マイル(約142キロ)ぐらい出ていた。球を両サイドに動かしていたし、全体的に良かった」と印象を口にしていた。
大谷が打者に対して投げたのは23年8月23日以来、641日ぶり。二刀流復活が近づいているのは間違いないが、投手としての調整が進めば進むほど生じる問題がある。投手の調整が、打者としてのパフォーマンスに影響するからだ。
「DHだけより、ブルペンやライブBPが入った方が負担は大きくなる。その都度、リカバリーを入れなければならない」
本人がこう言っているように、ブルペンでの投球練習やライブBPをやれば、心身に「負担」がかかるうえ、「リカバリー」も必要になる。それがシワ寄せとなって、打者としてのパフォーマンスを低下させかねない。