ドジャース大谷に「投げたいのに投げられない」ジレンマ…チーム投壊で打てども打てども勝てず

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 メジャー単独トップとなる17号本塁打を放ちながら、試合終了からわずか15分後にドジャースタジアムを後にしたのが大谷翔平(30)だ。

 日本時間20日のダイヤモンドバックス戦は大谷に加えてベッツ(32)が2打席連続本塁打を放ったが、ザルで水をすくうようなもの。投手陣がめった打ちにされて5-9で敗れた。

 ドジャースは今季初の4連敗。ここ4試合は計32失点と、元凶は離脱者続出の投手陣とハッキリしている。チーム防御率4.28は30球団中22位の体たらくだ。

 スネル(32)、グラスノー(31)、佐々木朗希(23)と開幕ローテのうち3人が故障で離脱。負担のかかるリリーフ陣もイエーツ(38)が19日に負傷者リスト(IL)入りするなど、これでILに入った投手は14人目になる。

 この投壊現象に、誰よりも歯がゆい思いを抱いているのは大谷ではないか。この日だけでなく試合終了から10分ちょっとで帰宅する日々が続いているのだ。

 大谷には投打の二刀流こそ自分のプレースタイルだという自負がある。FA権を取得して移籍も視野に入れていたエンゼルス時代の2023年9月に代理人のネズ・バレロ氏もこう言っている。

「彼(大谷)は投げることが大好き。二刀流を長く続けることが重要なんだ。ここ数年のように(投打)両方続けていくことは疑いようがない」

 しかし、いまだ投手として復帰するメドは立っていない。18日は試合前にブルペン入り、今季最多の50球を投げたものの、首脳陣は復帰時期どころか復帰に向けたスケジュールすら明らかにしていない。

 大谷は投手陣がヒドい状態だからこそ、打つだけでなく投手としても貢献したいと思っているに違いないが、チーム事情がそれを許さない。

「左肩の手術を受けただけに慎重に、投げる強度を上げる前に良好な状態をつくらないといけないと思っていた」とはフリードマン編成本部長だが、それだけではないだろう。投手陣が脆弱だからこそ、打ち勝つ以外にない。大谷には打者に専念して、とにかく打ちまくってもらいたいのが球団の本音なのだ。

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