巨人エース戸郷が今季2度目の二軍落ち…メカニックに加え自信も喪失、深刻度は田中将大よりはるかに上
「魔改造コーチの指導でも改善しなかった」
「12勝(8敗)を挙げた昨年の終盤あたりから、チーム内で『体の開きが早く、直球がシュート回転している』と指摘されていたそうです。だとすれば、昨オフとキャンプで修正する時間はたっぷりあったはずで、コーチ陣は何をやっていたのかということになります。左肩の開きが早いと、変化球の曲がりも早くなる。もともと戸郷は腕を伸ばして投げるタイプ。打者にとって、出どころが見やすい、タイミングが取りやすい投手になってしまった。改善するためには、並進運動を意識しながら、左肩を開かずに右打者のインコースや左打者のアウトコースへ投げ込む練習が有効的だと思います。ただ、1度目の抹消時に『魔改造』の久保巡回投手コーチや桑田二軍監督がアドバイスしています。それでも改善しなかった。今回、再生プランはあるのか。簡単ではなさそうです」
代役候補には、二軍戦で安定した投球を見せている田中将大(36)が控える。
前回の二軍戦好投後、桑田二軍監督が「一軍でも十分に貢献できる」と太鼓判。
杉内コーチも「結果を出してますから。安定している。どっかでうちのピッチャー陣になんかあれば呼ぼうと思っている」と明かしていた。
メカニックに加え、自信も喪失している戸郷。深刻度では田中将よりはるかに上である。
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ところで、田中将大は日米通算200勝まであと勝ち星2つ。阿部監督は「とにかく早く200勝を達成させたい」とことあるごとに口にし、投手コーチは相性がいいチーム・球場を調べているという。しかし、同時に「タイムリミット」もあるそうだ。いったいどういうことか。田中に課せられた「ノルマ」とは。
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