紀平梨花を追い込んだ故障、コーチ変更、不運…全日本欠場で北京五輪断念の可能性

公開日: 更新日:

 日本のエースが無念のリタイアの可能性が浮上している。複数のスポーツメディアによると、女子フィギュアスケートの紀平梨花(19)が、22日に開幕する全日本選手権を欠場する可能性があるという。

 7月に右足首を痛めて「右足首関節骨軟骨損傷」と診断されたが、状態が思わしくないようだ。

 仮に欠場すれば来年2月の北京五輪出場も絶望的だが、故障から5カ月ほど経っても試合に出られないほどの重傷なのか。アスリートの体に詳しいメディカルトリート代々木治療室の若月順医師は「詳細が発表されていないので、あくまで推察になりますが」と前置きした上で、こう続ける。

「損傷とは、いわゆるキズ。3~4週間もすれば自然に骨がくっつくが、靱帯を痛める捻挫とは違って骨なので安静期間は長くなる。動かせない期間が続けば続くほど血流が悪くなり、コラーゲンなどの組織液が故障箇所に架橋連結して硬くなる『拘縮状態』となる。そこから元の動きを取り戻すリハビリが間に合わなかったのかもしれません。まして、フィギュア選手は硬い氷の上に着氷する恐怖感もあるでしょうし、体を動かしづらい寒い中で競技するわけですから余計に時間を要すると考えられます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず