巨人が「マエケン獲り」で紛糾…田中将大の“期待外れ”が大きなブレーキに

公開日: 更新日:

「マー君の二の舞いは御免」

 それが今季加入した同学年の田中将大(36)が、風向きを変えたという。終盤戦のここまでわずか2勝。シーズンの大部分を二軍で過ごすことになり、200勝にあと1勝での足踏みが続いていることを問題視する関係者が多いというのだ。

「マー君は二軍でもローテに入れざるを得ず、若手の枠を奪っていた。前田といえども、かなり力は落ちている。マー君の二の舞いは御免というわけです。昨オフも多くの関係者は前年0勝のマー君を獲得することに半信半疑だったが、阿部監督の鶴の一声で入団が決まったんですから」(前出の関係者)

 それなら獲得は見送るのか。さるチーム関係者がこう声を潜める。

「阿部監督は手を挙げたいのではないか。エース戸郷の不振、左腕エースのグリフィン、若手有望株の井上、ベテランの田中将らがこぞって期待外れ。昨季15勝の菅野の抜けた穴が埋まっていないこともあり、引き続き『先発不足』を理由に球団に獲得をお願いするとみられています」

 田中将の補強に懲りた球団と先発不足に泣いた指揮官。最終的には阿部監督の意向が優先されるが、今回は「鶴の一声」とはいかず、球団内で紛糾しそうだという。

  ◇  ◇  ◇

 巨人と言えば、このところ杉内投手チーフコーチの「過激な発言」が波紋を広げている。チーム内では「選手を吊るし上げる前にやることがあるだろ」といった反発もあり、「2位死守」に不穏な空気が漂いつつあるという。いったいどういうことか。いま、巨人で何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」