巨人&阪神がビビる「中日Aクラス浮上」…両球団に五分の成績、2位フィニッシュまである不気味
2位を死守したい巨人は5日の中日戦で、先発の柳に6回4安打無失点に抑えられるなど、0-1で敗れた。
優勝マジックを3とした阪神の2年ぶりのリーグ優勝が迫る中、2位の巨人から4位に浮上した中日まで3ゲーム差の大混戦。CSファイナルステージ(S)で待ち受けることになる阪神が最も警戒するのが、この中日だろう。
なんといっても、セの貯金独り占めの阪神が10勝10敗の五分。リーグで唯一勝ち越せておらず、甲子園でも4勝4敗。「天敵」といっていいほどで、何が起こるか分からない短期決戦において、不気味な存在なのは間違いない。
巨人も同じだ。今季の中日戦はこちらも10勝10敗。さる球界関係者がこう言った。
「中日の先発陣は、マラー、高橋宏、松葉、大野、柳、金丸とツブ揃いで、ここにきて経験豊富な涌井が合流。38セーブでリーグトップの守護神・松山も復帰した。力のある高橋宏は、巨人戦の防御率1.42。中日のチーム防御率は2.86で、巨人の2.75に次いで3位の数字です。5月30日から巨人は4カード連続で中日戦で勝ち越せていない。中日が3位に滑り込んでくるのは嫌でしょうね。もっと最悪なのは、3ゲーム差を逆転されて、2位中日、3位巨人でナゴヤドームでCSファーストSを戦うこと。東京ドームでは6勝4敗、広いナゴヤドームでは4勝6敗ですから」