日本ハム新庄監督がイライラ隠し切れず…叱責、懲罰、異例の呼びかけも
怒ったり笑ったり、とにかく忙しい。
日本ハムの新庄監督(53)は8月下旬に首位ソフトバンクを3タテした際、「追われる方は窮屈になる。追う方は楽なんですよ」と、上機嫌で語っていた。7月31日に首位から陥落したものの、この3連勝でソフトバンクと0.5ゲーム差の2位。手応えを感じていたのは確かだろう。
しかし、依然として順位は変わらず、7日はソフトバンクの敗戦に付き合う形でオリックスに逆転負けを喫し、ゲーム差は4のままである。
「追う方が楽」のはずが、ゲーム差は縮まらないどころか離される一方。そんな状況だからか、指揮官もやたら怒りっぽくなってきた。
この日、1カ月ぶりに本塁打を放った清宮を笑顔で出迎えた新庄監督だが、前日に走塁ミスでチャンスを潰した際は「あんな走塁をしてたら勝てるものも勝てない」とピシャリ。際どいタイミングにもかかわらずリクエストを試みず、「いや、アウト、アウト」とにべもなかった。
8月27日に先発し、KOされた山崎についても「チェンジアップはもうやめてほしい。腕が振れないチェンジアップは右打者は打ちやすい。正直、やめてほしい」と苦言を呈し、再調整を命じた。