ソフトバンク優勝M1でV2目前 絶望の小久保監督を支えた「陰のMVP」とは

公開日: 更新日:

 そんな小久保監督を支えたのが、今季から新設されたスキルコーチとメンタルパフォーマンスコーチだ。

「聞きなれないスキルコーチという役職の主な役割は、若手や経験の浅い選手の技術指導。現役時代に打撃職人と呼ばれた長谷川コーチ、スーパーサブとして活躍した明石コーチ、プロ経験はないものの、米国でコーチングを学んだ菊池コーチの3人がこの役職についている。若手を教えるコーチだから当初はベンチ入りをしていなかったが、主力の離脱が続いたことで球団は急きょ、スキルコーチ3人をコーチ登録、伴メンタルパフォーマンスコーチをマネージャー登録し、5月からベンチに入れるようにした」(球団OB)

 菊池コーチはファーム担当。残る2人のスキルコーチは交代でベンチに入っており、優勝争いが佳境になって以降は主に長谷川コーチがベンチ入りし、選手を支えている。

「長谷川コーチは試合中の気付き、ひらめきに長けており、試合中でも即座に『こういうアプローチで仕掛けよう』とアドバイスを送っています。明石コーチは分析力に長けており、打者のわずかなフォームの変化を見逃さない。修正力が高い指導者です。メンタルパフォーマンスを担当する伴コーチは凡打やエラーで気落ちする若手が、ミスを引きずらないように、適切なタイミングで『あのスイングは良かったよ』、『さあ、声出していこう』などと声がけを行っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性