侍J井端監督、強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

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「次期中日監督就任」を見越した?

「今回のメンバーは全国区の人気、知名度を誇る選手が不在。侍J側がチームの看板として、岡本に頼み込んだ可能性もあります」(放送関係者)

 捕手を4人も選出した井端監督は「ピッチクロックを経験してほしい」と、その意図を明かしたが、「来春WBCの正捕手候補である阪神坂本誠志郎(31)をバックアップしたいのでしょう」とは、指導者経験のある球界OBだ。

「井端監督は今回、23年大会の正捕手だったヤクルト中村悠平(35)を選出した。中村は坂本と一緒に自主トレを行うなど、師弟関係にある。実際、坂本の配球は中村とよく似ています。以前は『困ったら外』の無難な配球が裏目に出ることがあったが、今季は内角直球を続けるなど、攻めのリードでチームの優勝に貢献した。阪神の岡田前監督も『今は困ったら内角直球』『そこに投げ切れる投手陣がいた』と褒め称えた姿は、21、22年にリーグ連覇に貢献した中村とウリ二つ。一線級の投手が揃う侍Jで彼らの力を最も引き出せる捕手といえる。井端監督は、侍初選出の坂本を経験豊富な中村にサポートしてもらうことで、本番に備えたいのです」

 さらにSNSなどで話題になっているのが、古巣の中日から12球団最多の4人が選出されたこと。

「実績のある高橋宏斗、松山晋也、岡林勇希はともかく、新人の金丸夢斗は今季2勝6敗。井端監督は『すばらしいボールを投げていた。ショートイニングなら可能性があるのでは』と説明したが、別の意図もあるのではないか。井端監督の任期は来春WBCまで。早ければ来オフにも中日の次期監督に就任するとの噂もある。金丸が2試合の強化試合で登板機会があるかは不透明ながら、代表入りして球界トップクラスの投手と接するだけでも大きな財産になる。今回の侍選出が来季の飛躍のきっかけになれば、井端監督が古巣復帰した際に、必ず恩返しをしてくれるはずです」とは、名古屋のマスコミ関係者だ。

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