新庄ハムCS突破のキーマンは…「めちゃめちゃ元気」な長距離砲は来春WBCがモチベーションに
11日からのCSファーストステージでオリックスを北海道で迎え撃つ日本ハム。昨7日は、本拠地エスコンフィールドで紅白戦を行い、短期決戦に備えた。この日は、9月27日に腰痛で登録抹消されていた万波中正(25=写真)が白組の「3番・中堅」で先発出場、実戦復帰を果たした。
「めちゃめちゃ元気」と話す長距離砲は昨年、ロッテとのCSファーストS3試合でチームトップの10打数5安打、打率.500と大暴れ。負ければ敗退の2戦目には、1点ビハインドの九回1死から起死回生の同点弾を放ち、延長十回のサヨナラ勝ちにつないだ。ソフトバンクとのファイナルSでは本塁打ゼロに終わったものの、「お祭り男」として爪痕を残した。
「万波はソフトバンクを倒して下克上を果たしたいのはもちろん、来春WBCへの出場に意欲を燃やしている。昨年11月のプレミア12、今年3月のオランダとの強化試合で侍ジャパン入り。腰痛でリタイアしたのは、昨季からほぼ休みなくプレーしてきた疲労とも無関係ではないはず。井端監督の評価は高いだけに、ポストシーズンで活躍し、代表入りに弾みをつけたいところです」(球団OB)