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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

カーディアンズ投手2人が八百長加担でFBI逮捕…MLBとスポーツベッティング業界の癒着にメス

公開日: 更新日:

 ア・リーグの最優秀救援投手賞に輝いた実績があるクラセは当初、報酬を求めなかったが、賭博師たちが大きな利益を得ていることを知って今年4月からカネを要求するようになり、何度か受け取った。しかし、毎回支払われる金額はわずかで、すべて合わせても1万ドル(約153万円)に届かなかった。

 オルティスがクラセに引き込まれて八百長に加担するようになったのは今年6月のこと。同15日のマリナーズ戦では報酬5000ドル(約76万円)で二回の1球目に指示された通りボール球を投げ、同27日のカージナルス戦でも報酬7000ドル(約107万円)で三回の1球目に、ボール球を投げた。

 今回の事件を受けて、真っ先に反応したのが、代理人業界最大手のスコット・ボラス氏で「このような事件を2度と起こさないためには『個別化された賭け』を全面的に禁止すべきだ」と提言した。米議会でも上院の商業・科学・運輸委員会でこの事件が取り上げられ、同委員会のリーダーであるテッド・クルーズ議員とマリア・キャントウェル議員が連名でMLBのマンフレッド・コミッショナーに書簡を送った。

 まず同コミッショナーが2年間、この事件が進行していることに気付かなかったことに疑問を呈し、MLBは国民的娯楽を守る責任があるので、事件を徹底的に調査して12月5日までに報告書を提出するよう求めた。果たして真相はどこまで究明できるのだろうか。

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