大谷翔平&佐々木朗希 見えてきたWBCと来季ドジャースの起用法…ロバーツ監督は“踏み込んだ”発言も
ロバーツ監督「佐々木がWBCで投げたら驚き」
山本はドジャースの先発でただひとり、シーズンを通してローテーションを守ったどころか、最後のワールドシリーズは中0日登板までやって3勝をマークした。ロバーツ監督が今季フル回転した山本の体調や調整を危惧するのは当然として、問題は佐々木の方だろう。
全米野球記者協会のフランシス・ロメロ記者が9日、佐々木がWBC日本代表の予備ロースター35人に選ばれたと自身のXに投稿したのだ。
ロバーツ監督は「佐々木がWBCで投げたら驚き」と言ったこともあるくらい。佐々木は右肩痛で60日間の負傷者リストに入って約4カ月間、戦列を離れただけに、球団に出場を止める権利があるという。
その佐々木が予備メンバーに入ったのは驚きと同時に、ドジャースが出場を認めたからではないか。あくまでも予備のロースターで、本番前のドタキャンも珍しくないとはいえ、侍ジャパンや佐々木本人がドジャースの意向をまったく無視してロースター登録するとは思えないからだ。前出の特派員がこう言った。
「佐々木は来季、開幕から先発ローテに入れるのがチーム構想。そうなると必然的に開幕前の実戦は不可欠です。インピンジメント症候群は本人の感覚が大きく、ドジャースでは炎症を含めた異常が確認されなかったといいます。WBCでは球数はもちろん、登板間隔も含めて細かい制限を課されるでしょうけど、それを本人や侍ジャパンが受け入れる確約をしたということではないか。ポストシーズンでリリーフとして活躍しただけに、侍ジャパンの抑えを期待する声もあるようですけど、来季は米国のスプリングトレーニングから先発としてスタート。徐々に球数を増やしていくプランです。WBCでは先発として起用される可能性が高い」
大谷は打者専念になりそうな雲行きながら、佐々木も日本代表としてWBCに出場すれば、いやが上にもファンの期待は高まりそうだ。
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ところで大谷といえば、その「意外な発言」が注目を集めている。WBC参加にあたり若手選手へのメッセージを求められたときのこと。そこで話したことが、どうやら佐々木朗希にとってはこれ以上ないほど耳が痛い内容だったというのだ。いったいどういうことか。
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