阿部巨人の救世主候補 ドラ1竹丸和幸の原点を恩師が明かす「好打者と勝負したくて指示を無視」

公開日: 更新日:

「くさいところ」を突かずど真ん中へ

広島信用金庫旗大会という大きな大会で、竹丸に準決勝のマウンドを託しました。1点差で勝っていて、いよいよ終盤。抑えれば決勝進出という場面で、相手の一番いいバッターが打席に入った。走者がいたので、私はマウンドに行って『くさいところを突いて歩かせてもいい』と指示を出したにもかかわらず、初球をど真ん中に投げてホームランを打たれ逆転負け。後で聞いたら『失投です』と答えたけど、コントロールは抜群だから失投ではないでしょうね。きっと好打者と勝負したかったんだと思います。気持ちが強い子です」

 広島の崇徳高、城西大時代は無名に近い存在だった。

「高校時代は3番手か4番手。大学時代もリリーフ。エースとしてフル回転していないから、肩を酷使していない。その分、まだ伸びしろがあります」(同)

 巨人は今季、先発陣が崩れ、平均投球回数5.4回、クオリティースタート(6回以上自責点3以内)率46.2%はともにリーグワースト。即戦力左腕は巨人の救世主になれるか。

  ◇  ◇  ◇

 竹丸はどのようにしてドラ1の評価を得られるまでになったのか。その驚くべき成長曲線とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー