阿部巨人の救世主候補 ドラ1竹丸和幸の原点を恩師が明かす「好打者と勝負したくて指示を無視」
「くさいところ」を突かずど真ん中へ
「広島信用金庫旗大会という大きな大会で、竹丸に準決勝のマウンドを託しました。1点差で勝っていて、いよいよ終盤。抑えれば決勝進出という場面で、相手の一番いいバッターが打席に入った。走者がいたので、私はマウンドに行って『くさいところを突いて歩かせてもいい』と指示を出したにもかかわらず、初球をど真ん中に投げてホームランを打たれ逆転負け。後で聞いたら『失投です』と答えたけど、コントロールは抜群だから失投ではないでしょうね。きっと好打者と勝負したかったんだと思います。気持ちが強い子です」
広島の崇徳高、城西大時代は無名に近い存在だった。
「高校時代は3番手か4番手。大学時代もリリーフ。エースとしてフル回転していないから、肩を酷使していない。その分、まだ伸びしろがあります」(同)
巨人は今季、先発陣が崩れ、平均投球回数5.4回、クオリティースタート(6回以上自責点3以内)率46.2%はともにリーグワースト。即戦力左腕は巨人の救世主になれるか。
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竹丸はどのようにしてドラ1の評価を得られるまでになったのか。その驚くべき成長曲線とは。
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