岡本和真「パイレーツ有力」報道の読み方 選手総年俸は30球団中27位のシブチン球団
「パイレーツが勝負できるくらいの選手」
ブレグマンと岡本の代理人はスコット・ボラス氏。普通に考えれば実績のあるブレグマンから順に売れていく。
だが、ブレグマンがFAなのに対し、岡本はポスティングだから来年1月5日午前7時までに契約をまとめなければならない。早々とブレグマンを断念して岡本に舵を切る球団があればともかく、パイレーツがさっさとそれなりの金額を積めば岡本を獲得できるかもしれない。
問題は今季ナ・リーグ中地区最下位で、今季の選手総年俸1億560万ドル(約165億円)が30球団中27位のパイレーツが岡本争奪戦で有力視されている現状だ。
そういえば、22日に村上宗隆の獲得を発表したホワイトソックスにしても、今季の総年俸9170万ドル(約144億9000万円)は30球団中29位だった。
「ブレグマンは計算の立つ三塁手。獲得すれば確実に戦力になるからこそ、資金力ある球団が大金を積んで取りに行く。けれども村上は計算できる選手ではない。三振の多さや高め150キロ超の速球への対応などを含め、メジャーで克服すべき課題は山ほどある。獲得は言うなればギャンブル。だからこそ資金力のない球団でも太刀打ちできるような金額になる。岡本は村上ほど三振率が高くない上に、速球も苦にしない。守備もうまい。村上より評価されるかもしれないが、それでもパイレーツが勝負できるくらいの選手ということです」
とはア・リーグのスカウトだ。
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ところで巨人が先日獲得したボビー・ダルベックはどのような選手なのか。メジャーとマイナーで通算208本塁打の実績があるが、岡本の穴を埋めることができそうなのか。専門家に話を聞くと思わぬ答えが返ってきた。
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