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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米球界に変革をもたらす2年連続サイ・ヤング賞左腕の年俸調停“最高額更新”

公開日: 更新日:

 1999年と2000年のペドロ・マルティネス以来、アメリカン・リーグとしては25年ぶりに2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したタリク・スクーバル(29=タイガース)が新たな記録を樹立した。年俸調停の最高額の更新である。

 2月5日、タイガースとの年俸調停において自らの主張が採用され、今季は3200万ドル(約50億2000万円)の年俸を得ることになった。

 スクーバルの調停年俸は投手としては過去最高額であり、野手を含めても2023年にヤンキースと合意したフアン・ソトの3100万ドルも更新した。現在の球界を代表する投手のひとりであるスクーバルの実績を考えれば、3200万ドルという年俸は決して高過ぎるものではない。

 しかも、球団経営者たちが「強欲」と批判するスコット・ボラスが代理人である。タイガース側から1セントでも多い年俸を得ようとするのがスクーバル側の基本戦略なのは明らかだった。

 実際、スクーバル側はザック・ウィーラー(フィリーズ=4200万ドル)、ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ=3800万ドル)、ゲリット・コール(ヤンキース=3600万ドル)など、投手における年俸の上位にいて、2025年に十分な活躍を残せなかった選手たちを参照し、要求額の妥当性を強調した。

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