二階堂蓮「サラブレットの血」で掴んだ悲願の五輪メダル 父親も代表経験のある元ジャンパー
メダルが決まると父と抱き合って喜んだ。
1月のW杯で初勝利を挙げ、五輪直前の大会でも個人2戦で連続表彰台と好調を維持して現地入りした二階堂蓮(24)は、1回目に101メートル131.1点で6位につけると、2本目は106.5メートルのビッグジャンプとテレマークも決め、5人を残しトップに立った。
デシュバンデン(スイス)にポイントで並ばれ、その後の2人に抜かれたが、初出場で銅メダルを手にした。
ノルディックスキージャンプの取材歴30年以上の岩瀬孝文氏(国際スキージャーナリスト)が言う。
「2本目のサッツ(踏み切り動作)手前で彼の目を見たら『やってやるぞ』という気迫が伝わってきた。メダルはテレマークが勝負を分けると見て、着地でしっかりアピールしました。1本目が終わって1位から10位まで5.4ポイント差の混戦の中、ミスなく力を発揮できたのは、改めてメンタルの強さを感じました。父の学さんは、1991年世界選手権の代表経験のある元ジャンパー。今はかっぷくのいい親父さんですが、若い頃はスマートで男前でした。息子が小さい頃から熱心に指導し、親子で五輪のメダルを目指してきた。夢がかないましたね。ノーマルヒルで連覇を狙った小林陵侑は今季、いまひとつ調子が上がらないまま五輪を迎えた。この日のジャンプは少し力みを感じました」
二階堂は「父さんの前で(メダルが)取れたのは本当にうれしかったので強く抱き締めました。本当に(競技を)やめなくてよかった」と言った。
14日のラージヒルでは、金色のメダルを狙う。


















