大谷翔平、打者専念のWBCに懸念が浮上…投手調整めぐりドジャースとの思惑のズレが浮き彫りに
投げたくて仕方ない大谷を、球団側がなだめる構図
WBCの「登板せずDH専念」については、見解が一致している。2023年は3月のWBCから投打ともフル回転したツケだろう。8月に右肘靱帯損傷が判明、右脇腹まで痛めてシーズン終了を待たずに離脱した。その反省もあって今年のWBCは打者専念なのだ。
大谷はしかし、WBCは投げないのだから、シーズンはフルスロットルで投げたいというスタンス。2月に入った時点ですでにブルペン投球を3、4回こなし、WBCの前に完全に肩をつくってしまおうと、キャンプでもブルペン投球を続けている。一方、球団は「彼にとって何が最善かを意識したうえで、ゆっくりと積み上げていくことが大切」(ロバーツ監督)という。投げたくて仕方ない大谷を、球団側が必死になだめている構図なのだ。
仮に本人が希望する通り、今週中にライブBPに登板するようなら、投手としての調整は間違いなく加速する。WBC期間中もかなり実戦的な投球をすることになる。投手としての調整のペースが上がれば上がるほど、体への負担が増す上、打つ方にシワ寄せがいかないとも限らない。打者一本より投手としての調整が加わった方が、かかる負荷が大きいことは本人も認めているからだ。打者専念のWBCでのパフォーマンスにも影響するようなら、侍ジャパンにとっては大打撃だ。


















