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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

キャンプ地として潤うアリゾナは戦々恐々 労使協定の成り行き次第で地場産業に重篤ダメージ

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 メジャーリーグの30球団は、アリゾナとフロリダに15球団ずつ分かれてキャンプ、オープン戦を行う。

 1993年までは、ほとんどの球団がフロリダでキャンプを行っていたが、アリゾナが官民一体となって招致活動を行った結果、94年にパドレスとマリナーズがキャンプ地をアリゾナに移したのを皮切りに、移転球団が増加。2010年には15球団に達した。大谷、山本、佐々木が所属するドジャースも以前はフロリダ州のベロビーチでキャンプを行っていたが、09年にアリゾナに移転している。

 多くの球団がアリゾナでのキャンプに魅力を感じたのは、最新の設備を備えた球場と数面のグラウンド、それにトレーニング施設を低コストで利用できるうえ、キャンプ地が州都フェニックス周辺に集中。移動がごく短時間で済むというメリットがあるからだ。アリゾナの自治体が多額の公費を投じてキャンプの招致活動を行ったのは、球団の地元から多くのファンがやって来て巨額のカネを使ってくれる、絶大な経済効果があるのだ。アリゾナ大学が23年に行った調査によれば、経済効果は71億ドルになるという。日本円に換算すると約1兆300億円になり、今やキャンプ関連ビジネスがアリゾナの有力な地場産業になったことを意味する。

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