侍Jメンバーが大谷翔平に「ファン目線」の情けなさ スター揃いのライバル国と勝負になるの?

公開日: 更新日:

「憧れるのはやめましょう」

大谷の打撃練習を「スゲー!」と仰天した侍ナインは球場のファンと一緒、極端な言い方をすれば、松井に質問を一蹴された記者と同じレベルではないか。

 23年の前回大会。大谷は米国との決勝を前にナインに対し、「憧れるのはやめましょう」と言った。米国チームを見ればトラウト(エンゼルス)、ベッツ(ドジャース)、ゴールドシュミット(当時カージナルス)……だれもが名前を聞いたことのある選手がズラリと並んでいる。しかし、「憧れていては勝てない。僕たちは勝つためにここに来たのだから」とナインの士気を鼓舞、結果として侍ジャパンに優勝をもたらした。

 大谷は前回大会でもケタ違いのフリー打撃を見せて、ナインの度肝を抜いたものの、その後の3年間で2度の本塁打王に3年連続のMVPを獲得した。さらにスケールアップして、メジャー最高峰の選手としての地位を確固たるものにした。とはいえ、同じ侍ジャパンの一員だし、大谷に仰天し、憧れている場合ではないのではないか。

 まして、今回、対戦することになるであろう米国やドミニカ共和国の出場メンバーは前回大会とはケタ違いに強化された。

 米国は22年にア・リーグ記録の62本塁打を放ったジャッジ(33=ヤンキース)が主将を務め、昨季1試合4本塁打を放つなど大谷を1本差で抑える56本塁打でタイトルを獲得したシュワーバー(32=フィリーズ)がいるし、昨年のア、ナ両リーグのサイ・ヤング賞投手2人もメンバー入りした。

 ドミニカ共和国も21年の本塁打王のゲレロ・ジュニア(26=ブルージェイズ)や、22年のサイ・ヤング賞右腕のアルカンタラ(30=マーリンズ)ら、投打のタイトルホルダーたちが代表メンバーに名を連ねた。

 対戦国には大谷級のメンバーがゴロゴロしているだけに、大谷の「ファン」というか、彼に「憧れて」、ファン同様の反応をしているような選手たちで果たして勝負になるのか。侍ジャパンナインの表情を目の当たりにするにつけ、心配にもなってくるのだ。こうなったら大谷に再び「(自分に対しても含めて)憧れるのはやめましょう」と気合を入れてもらうしかないのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  2. 2

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  5. 5

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  1. 6

    佐々木朗希に付いて回った“タンパリング疑惑”…ドジャース以外の29球団は「そこまでやるか」と激怒した

  2. 7

    星野監督は開口一番に「引退勧告」 俺が“邪魔な存在”であるとヒシヒシと伝わってきた

  3. 8

    広島は「火消し」どころか火に油…強い疑念の矢野雅哉を急きょ抹消も対応のマズさ際立つ

  4. 9

    「指名自体が驚き」佐々木麟太郎に米球界の辛辣評価…122.5kgの大食漢は走れず、守れず、肝心の打撃もイマイチ

  5. 10

    監督・選手・コーチに不祥事発覚…その時、球団はどうする?「内々で何とかする」時代はもう古い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関復帰10勝での「休場」に現実味…天敵・大の里に初勝利も素直に喜べない理由

  2. 2

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  3. 3

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  4. 4

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  5. 5

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  1. 6

    安青錦が丸ごと吐露…相撲との出会い、日本語習得、「腹違いの兄貴」

  2. 7

    ウルトラセブンで主演の森次晃嗣さん「ずっと“モロボシ・ダン”と見られるのが嫌だった…」

  3. 8

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    「働いて×5」では?…支持率急落の高市首相「睡眠不足」「家事多忙」SNSでアピールのトンチンカン