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森本潔元プロ野球選手

1942年、愛媛県出身。立教大を中退し、三協精機を経て63年に阪急ブレーブスに入団。5番打者として長く活躍し、オールスターにも選ばれた67年は球団史上初のリーグ優勝に貢献。巨人との日本シリーズでは首位打者に輝き、ベストナインも受賞した。77年から中日に移籍し、79年に引退。引退後は評論家活動や、会社経営などを行った。通算1450試合、1122安打、146本塁打、572打点、打率.248。

関西の球場でのヤジに辟易し、中日移籍を大歓迎「少なくとも俺はニコニコしていたかもしれん」

公開日: 更新日:

 前身となる阪急軍から数え、今年で球団創設90周年を迎えた阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)。当時のパを代表する名手を幾人も輩出する中、ひときわ異彩を放っていたのが森本潔だ。球界から突如消えた反骨の打者の足跡と今を、ノンフィクションライターの中村素至氏が追った。(毎週木曜掲載)

  ◇  ◇  ◇

「俺の野球人生で一番輝かしい思い出」と森本が語った、1976年11月2日、初めて阪急が巨人を破って日本シリーズ優勝を決めた起死回生の逆転ホームラン。森本の運命はこれを境に急展開することになる。

 森本が巨人の左腕・ライトから打ったホームランだが、監督の上田利治は後年になって、「ライトが変化球を投げるときのグラブの動きの癖は、事前にわかっていてミーティングで話していた」と繰り返し語っている。しかし、森本は記憶にないという。

「そんなことを言われていたのかなあ。スライダーが入ってくるところを打ったのは覚えている」

 おそらくいつものように自らの「読み」と「本能」で打ったのだろう。

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