選手のためじゃない!「給水タイム」でスポンサーは400億円のバカ儲け
それでもこのブレークが採用されたのは、各国のテレビ局が、この時間帯を新たな広告枠にできるから。米国のFOXテレビの例だと、その総広告収入は2億5000万ドル(約400億円)って話だよ。
広告は中断を告げる笛が鳴ってから20秒後に開始。試合再開の30秒前に終了という決まりがある。ところが、ここで大きな問題が起こっている。なんと試合中継している局のCMが時間内に終わらなかったという理由で、審判が試合再開を30秒から45秒遅らせたというんだ。実はそんなことが、もう数試合起きている。こうなると、このブレークは、選手のためなのか、スポンサーのためなのか、分からなくなるよね。だから最近じゃ、この3分間はサポーターの抗議の時間になってしまった。
そこでFIFA(国際サッカー連盟)は考えた。この時間帯にノリノリの曲をかければ、観客はブーイングをしないんじゃないかってね。実際、日本対チュニジア戦では、モンテレイのご当地ソングが流され、ブーイングはすぐに歌声に変わった。ずる賢いよね。
W杯は1994年の米国大会を契機に、大きな商業イベントに変わっていった。FIFAのインファンティーノ会長は、ハイドレーションブレークによる収入を「全く何も得ていない」と声明を発表したが、今回はよりビジネス色を強めた大会になっていたんだ。
ただし、UEFA(欧州サッカー連盟)はこのタイミングで「2028年の欧州選手権ではハイドレーションブレークを設けない」と公言した。犬猿の仲のUEFAは、ことあるごとにFIFAのやり方を否定するけど、今回は「もっともだな」って思っちゃったよ。



















