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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

エンゼルスGM解雇は「再建」への号砲 メジャーで編成トップがクビになるさまざまな事情

公開日: 更新日:

 イチローが在籍していたマーリンズでは15年5月中旬、成績不振を理由にジェニングスGMとレドモンド監督が同時にクビになった。GMの後任にはバーガーGM補佐が代理GMの肩書で就任。これは順当な人事だが、監督に就任したのはジェニングスGMだった。人事が発表された直後、記者たちはオーナーの狙いがわからず首をかしげた。ジェニングスGMは選手経験がまったくない実戦の素人で、現場の指揮官に不向きな人物だったからだ。

 しかし、ロリア・オーナーは勝つことより人件費を削減することに執着する人物で、主力選手の大半を放出するガレージセールを2度もやった守銭奴だ。そのことを知っている地元記者たちは、同オーナーがGMを監督に横滑りさせた狙いが、単に1人分の人件費を浮かせることにあると気付いた。

 その見方は正鵠を射ていた。このころ同オーナーはマーリンズを売却する腹を固めており、素人監督の下でチームが負け続けるより、100万ドル程度の人件費を浮かせることの方がずっと重要になっていたのだ。

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