(1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意
巨人の松井秀喜新監督(52)が、メジャーリーガーだったときの話だ。
2009年、フィリーズとのワールドシリーズで13打数8安打(打率.615)、3本塁打、8打点と活躍。シリーズMVPを獲得してヤンキースの9年ぶりの世界一に貢献した直後だった。
ヤンキースとの4年契約が切れてFAに。結果としてエンゼルスに移籍した理由のひとつは、「守備へのこだわりだった」と、当時を知る米メディア関係者はこう続ける。
「07年オフに右膝、08年に左膝と2年続けて手術をしたこともあり、09年はDHに専念した。再契約にあたって本人は左翼を守りたいと主張したものの、ヤンキースは膝が不安と、あくまでもDHとしての起用にこだわった。その間隙をついたのがエンゼルスです。当時のエンゼルスはソーシア監督のもと、09年まで3年連続地区優勝、02年にはワールドシリーズを制した強豪だった。そのソーシア監督が直接出馬して左翼手としてオファーした。本人はあくまでも左翼手としてプレーしたかったため、代理人のアーン・テレムはエンゼルスにオファーの期限を延ばしてもらい、深夜までヤンキースのキャッシュマンGMと交渉を続けたのですが、最後まで色よい返事はもらえなかった。それでエンゼルス入りを決断した経緯がある。松井監督は守備にこだわりを持っているし、野手は打って守って走ってナンボと考えているのです」
23日、松井監督は会見後の報道陣との囲み取材で「チームづくりで大切にしようと思っていること」を聞かれると、こう答えた。
「まず確率が高いものを大事にしていきたい。現役時代のイメージは打つことになっちゃうかもしれないですけど、やっぱり守備、走塁はできれば100%にしたいですよね、野球としては。その意識、準備、一球一球それを毎試合、一瞬の状況判断ですよね。それによってまず、確率が高いものを確実にしたいなと思います。まず、それを徹底して。打つこと、投げることは、みな人それぞれあるし、私が教えることが必ずしも正しいとは思わない。みんなにうまくハマるとも思わないし」


















