巨人・松井秀喜新監督の強みは「無知の知」 指導者経験は「12球団で最も劣っている」
松井秀喜新監督は現役時代から、
「自分はコントロールできることと、できないことを分けて考える」
と、言っていた。
ヤンキース時代、米メディアにジャイアンツとのトレードが浮上した際も平然としていた。トレードはフロントが行うもので、自分がどうにかできることではない。だからアレコレ考えても仕方がないと、日々のルーティンに集中した。
「影響を受けた指導者」として名前を挙げたのは長嶋茂雄終身名誉監督と、ヤンキース時代の監督だったジョー・トーリ。
長嶋終身名誉監督からは常に前向きなスタンスを学んだとか。2006年5月、左翼守備中に打球を追って左手首を骨折。巨人時代から続いていた連続試合出場が1768試合で途切れたときも、長嶋監督から「残念だったな」などと過去を振り返る発言は一切、なかったという。「松井、リハビリは大変だけど、ウソはつかないぞ。頑張るんだぞ、いいな」とハッパをかけられたそうだ。
トーリ監督には「100%理論」を学んだという。人はともすれば120%の力を出そうと思いがちだが、20%を欲張ったがゆえに自分のスタンスやアプローチが崩れて80%しか出せないことになりかねない。100%を目指して80%に終わることもあるものの、自分のスタンスまで崩れてしまったら60とか40%になることもある。チームのミーティングではそんな話をされたらしい。いいものはどんなものでも受け入れる柔軟な思考の持ち主でもあったという。


















