何だったんだ「金正恩死亡説」…元気ハツラツで電撃訪中はAPEC米中ロ朝会談への布石か
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が24日、国境沿いの中国遼寧省丹東を日帰りで訪れ、世界を仰天させた。先週、「死亡説」が駆け巡っていたからだ。42歳にして、あの体形。韓国の国家情報院などによると、身長約170センチ、体重140キロ台のヘビースモーカー。心臓病や脳卒中を患った親族が少なくないことから、「脳出血で昏睡状態に陥り、搬送先の北京で死亡し、遺体は秘密裏に送還された」との真偽不明情報が広がっていた。
金正恩総書記は今月開通した中朝国境にかかる新鴨緑江大橋を車で通過し、遼寧省丹東市で朝鮮戦争を記念する博物館などを訪問した。新橋は2014年ごろにほぼ完成したが、中朝関係悪化やコロナ禍で開通が延び延びになっていた。中国共産党序列4位の王滬寧人民政治協商会議主席の歓迎を受けたという。
金正恩総書記は昨年9月まで過去5回の訪中で習近平国家主席と毎回会談したが、今回は会わずじまい。朝鮮戦争に人民義勇軍が参戦した日から76年の記念日は25日だったものの、節目にしては中途半端な上、訪中は前日だった。習近平主席が26日開幕の重要会議を控え、北京を離れられないのは分かっていただろう。健在アピール目的のプチ外遊だったのか。朝鮮半島情勢に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏はこう言う。


















