ジャンプ女王 高梨沙羅を待つ「レズ攻勢」と「秘密兵器」

公開日: 更新日:

 もちろんジャンプ強豪国は、打倒高梨に向けてライバル選手の育成も怠りない。特にここにきて目立つのは高梨と同世代選手の台頭だ。リレハンメル大会では出場選手中最年少14歳のジアニア・エルンスト(ドイツ)が初出場でいきなり2位の大健闘。15歳のエマ・クリネツ(スロベニア)は予選でヒルサイズ(踏み切り台の先頭から安全に着地ができる目安となる距離)の100メートルを4.5メートルも超え、ジャンプ台記録を塗り替えて本戦出場、堂々7位に食い込んだ。8月のグランプリでは高梨を破って優勝している。

 他にも17歳のカトリーヌ・アルハウス(ドイツ)、18歳のコリーヌ・マテル(フランス)らが続々と出てきている。

 現地関係者がこう話す。
「ジャンプ王国のひとつにまだ今季、デビューしていない秘密兵器というべき若手選手がいます。それも複数です。しかも、体形が高梨とよく似ている。高梨の体つき、体力、飛び方、飛型、練習、トレーニングなどを徹底研究して、その上でそうした選手を育てたと考えていいでしょう。それをギリギリまで待ってデビューさせ、高梨にプレッシャーをかける作戦と聞いています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑