「寿司の教科書」宝島社編

公開日: 更新日:

<1ページ1貫で寿司ネタ68種を徹底解説>

 ユネスコの無形文化遺産に登録される見込みとなった「和食」。中でも「寿司」は自他ともに認める日本の食文化のひとつの頂点であろう。

 しかし、「回る」お店はさておき、職人と向かい合うカウンターに座るのに敷居の高さを感じている方も多いのではなかろうか。本書は、そんな気後れを払拭してくれるガイドブック。知っているようで知らなかった寿司の知識を伝える入門ガイドブックだ。

 例えば、寿司の代名詞ともいえるマグロ。これがなくては寿司は語れないが、このマグロにも実は旬があるのをご存じだろうか。「本まぐろ」と「めばちまぐろ」は10月から2月、「みなみまぐろ」は4月から8月、そして「びんちょうまぐろ」は通年だとか。ちなみに本まぐろは、太平洋で取れたものをクロマグロ、大西洋で取れたものをタイセイヨウマグロと呼ぶそうだ。

 ご存じの方には今さらの知識かもしれないが、旬を知っているだけで、何やらちょっと「通」になった気分になる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ