「定本 黒部の山賊アルプスの怪」伊藤正一著

公開日: 更新日:

■黒部の山小屋に山賊がいた

 これまでは山小屋でしか購入できなかった山岳名著の新装版。

 終戦直後、著者は北アルプスの最奥部の山小屋「三俣蓮華小屋」の権利を購入。戦争中に番人不在で荒れ果てた小屋の下見に行こうとした氏は、一帯に凶悪な「山賊」が出没するとの噂を耳にする。確かめると、小屋に山賊が本当に住み着いていた。山賊を追い出す算段をしていた氏は、彼らの仲間の遠山富士弥と知り合う。彼は黒部の主といわれた名猟師の息子だった。その後の彼らとの山小屋生活をはじめ、北アルプス登山黎明期のことや埋蔵金伝説、山の怪異譚など。北アルプスを知り尽くした氏による山エッセー。
(山と溪谷社 1200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子の日テレ新番組は厳しい船出…《NHKだったから良かっただけのアナ》とガッカリの声

  2. 2

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  3. 3

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 4

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 5

    目黒蓮のGW映画もヒット確実も…新「スタート社の顔」に潜む “唯一の落とし穴”

  1. 6

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 9

    宮舘涼太は熱愛報道、渡辺翔太はSNS炎上、目黒蓮は不在…それでもSnow Manの勢いが落ちない3つの強み

  5. 10

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」