「団地で暮らそう!」長野まゆみ著

公開日:  更新日:

■空き家情報の「浴」の表記はなに?

 昭和と平成のはざまに生まれた安彦くんは、一人暮らしをするため、森中団地に引っ越す。築50年を超える現役の住宅があると知り団地に興味を抱いたのだ。コーシャの空き家情報には、「浴」など住宅情報誌では見かけない表記がある。注意書きによると「浴槽つき」の意で、旧来型の団地には浴室はあっても浴槽はないのが普通だったと知る。団地で暮らし始めた安彦くんは、隣人の是清さんから踊り場の小扉がかつて生ごみを捨てていたダストシュートだと教わる。ごみは自治体でなく家畜の飼料として利用する業者が集めに来ていたと聞き驚く。

 団地暮らしの詳細を描きながら昭和の暮らしぶりを紹介する長編小説。
(毎日新聞社 1300円)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    5億円の攻防へ 阪神「台湾の三冠王」王柏融獲得は苦戦必至

  2. 2

    桜田大臣に“助っ人”を雇い…安倍首相は海外逃亡の血税浪費

  3. 3

    森友問題の反省ナシ…昭恵夫人が公然と野党批判の“妄言”

  4. 4

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  5. 5

    中日・根尾“14歳の冬”の悔恨と決意 野球一本に至る原体験

  6. 6

    メジャー目指す菊池雄星 金銭以外の“希望条件”が明らかに

  7. 7

    自粛期間終了? NEWS手越祐也が“六本木に再び出没”情報

  8. 8

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  9. 9

    中田翔は3年10億円 破格契約の裏に日ハムの“イメージ戦略”

  10. 10

    巨人が"第3捕手"と"右の代打"に年俸1.5億円ずつは本当か

もっと見る