ソフトB柳町達 打率.397で交流戦Vに大貢献…「慶応3兄弟」長男の逆襲に小久保監督ベタ褒め
「代わりがいる選手」から「チームを牽引する選手」へと変貌を遂げた。
22日、6年ぶり9度目の交流戦優勝を果たしたソフトバンク。小久保監督は現役時代に3度の交流戦優勝を経験しており、今度は指揮官としてチームを優勝に導いた。同一球団で選手、監督の両方で交流戦を優勝したのは史上初だ。
12球団2位のチーム防御率2.20も優勝の一因だが、打線を牽引した柳町達(28)の活躍も忘れてはならない。
もっかパ首位打者の打率.342。こと交流戦に限れば、全18試合で同.397、8打点。全試合で3番を打ち、切れ目のない打線の演出に一役買った。
2019年にドラフト5位で慶大から入団。正木(25)、広瀬(24)と「慶応3兄弟」として、年長の柳町はいわば「長男」役だ。
もっとも、球団が期待を寄せていたのは次男の正木と三男の広瀬の方。正木は高校通算50本塁打をマークし、広瀬は六大学通算20本塁打。これは岡田前阪神監督(早大)と並ぶ、六大学記録4位の成績。いずれも大砲候補として評価されていた。「柳町には『弟たち』へのライバル心も相当あるはずです」と、球団OBが続ける。