「消えたい」高橋和己著

公開日:  更新日:

■「患者の〈親子関係〉が見えない。それが虐待に気づいたきっかけでした」

 著者が、患者が虐待されて育ったことに気づいたきっかけは〈親子関係〉だった。
「うつ病などの場合は親子関係が重要なことが多いんですが、7~8年前、親子関係が〈見えない〉患者さんが増えているのに気づきました。親子関係が見えないのは、本人の意識の中に親がいないから。親に虐待されていたのに、〈いいお母さんでした〉と言う。どういうことをしてもらったか聞くと、考えた末に〈ちゃんとご飯を出してくれた〉。母親のやさしいところを見つけようとしても、それしかないんですね」

 殴るとか蹴るというレベルではない。言うことを聞かないからと小学4年生の息子の足の爪をペンチではがすなど、常軌を逸している。食事をさせてもらえず、学校の給食が唯一の食事だったという患者もいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    宮沢りえホクロ取って正解? 鑑定歴25年の占い師に聞いた

  3. 3

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  4. 4

    ホクロ除去した宮沢りえ 本当の目的は森田剛との“妊活”か

  5. 5

    森友問題のキーマン 体調不良を理由に「出廷拒否」の仰天

  6. 6

    豊洲市場開場から1カ月…腐敗臭に続きの床が「穴」だらけ

  7. 7

    カラオケ番組で「素人」得点…武田鉄矢が画面から消えた?

  8. 8

    村上春樹は75年卒…人気作家はなぜ「早大」出身が多いのか

  9. 9

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  10. 10

    音痴で恥ずかしい…カラオケ下手が目立たない曲の選び方

もっと見る