「ハーバード式病気にならない生活術」浦島充佳著

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“栄養の偏りを正すことにより病気の発生を予防すること”を目的にした一冊。

 食事運動による病気予防・改善はハーバード大学が取り組んでいる、医学研究の最新の方向性だという。本書は毎日の食事や運動が薬以上の効果をもたらすことを教えてくれる。

 面白いのは低脂肪食、糖質制限食、地中海食の3つを比較してどのくらい痩せたかを調べたイスラエルの研究。半年・2年後では糖質制限食が断トツの減量だったが、6年後では逆に地中海食に軍配が上がった。

 つまり、糖質制限食はリバウンドがあるため、ダイエットは最初は糖質制限で減量し、あとは地中海食か和食で維持がベストか。著者はハーバード公衆衛生大学院で学んだ、小児がんの専門医だ。

(マキノ出版 1350円)

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