「学び直しの日常漢字 知っていそうで知らない語源の話」 川口久彦著

公開日: 更新日:

「親」を「切る」ことがなぜ「親切」の意になるのか、なぜ酒に弱い人を「下戸」というのか。普段、何げなく使っているそんな二字熟語の語源を解説した漢字テキスト。

「親切」の「親」は、「辛(薪)の原字。木を刃物などで切った生木」と「見」の合成字で、「身近に接している自分の親」、「切」は「ぴったりとくっついて肌にこたえるさま」のことだという。一方の「下戸」の「戸」は、律令制での課税単位で、貧富の差によって上戸・中戸・下戸に分けられ、貧しい家では儀礼などの時に、客に出す料理が少ないことから酒量の少ない人のことをいうようになったものだという。日常二字漢字180語を網羅。

(出窓社 1200円)


【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ