「10年後も見た目が変わらない食べ方のルール」笠井奈津子著

公開日: 更新日:

 化粧品で肌の手入れをしたり、服装に気を使ったりするだけでは若々しさを保てない。人間の体は毎日、口にする食べ物からできているため、これをおろそかにして外側だけ飾り立てても、本当の若々しさは手に入らないと本書。

 例えば、中年太りを回避したいからといって無理な食事制限を行っていると、タンパク質が不足する。

 すると、見た目を維持する2つの栄養素も不足しがちになる。ひとつは亜鉛だ。味覚障害や生殖機能の低下に関係することは知られているが、実は肌荒れや抜け毛の大きな原因にもなる。もうひとつが鉄分で、貧血のみならず、集中力ややる気の低下を招き、目の下のクマによって疲れた顔つきに見えるようになるのだ。

 若さの“下地”づくりは食が基本と心得たい。

(PHP研究所 760円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり