「63歳で健康な人は、なぜ100歳まで元気なのか」板倉弘重著

公開日: 更新日:

 本書では、健康寿命を縮める7大疾患の脳血管疾患や心疾患などについて、約75万人のデータをもとに性別・年齢別発症率を抽出。現代版の新たな“新厄年”を導き出し、生活習慣を振り返るきっかけにしようと呼び掛けている。

 まず、男性なら24歳の頃には、糖尿病の発症リスクが0.5%上昇を開始する。そのため、24歳の“厄よけ”として、体重の5%減を目指そう、といった具合だ。脳血管疾患では、男性は50歳で発症リスクが2倍に、63歳になると7~8倍と急上昇する。動脈硬化を進行させる活性酸素を除去したり、過剰な糖分が細胞を変性させる糖化を防ぐための、食事の工夫や運動を心がけたい。

 神頼みではない、健康のための“厄よけ”を知っておこう。

(講談社 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ