• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「玉の井という街があった」前田豊著

 隅田川の東隅にかつてあった私娼街「玉の井」と、そこに生きた人々の姿を記録したエッセーの復刻版(1986年刊)。

 玉の井のはじまりは、大正12年の関東大震災で焼け出され浅草から移住してきた銘酒屋街。昭和20年3月の大空襲で焼失するまでわずか20余年の歴史しかない。隅田川を挟んだ公娼街「吉原」とは対照的に、みすぼらしい二階屋が並ぶその街は、路地が入り組み、一度足を踏み入れると容易には出られない迷路のようだったという。女性たちが小窓から路地を行き交う男たちを誘うその風景から、街に通った有名人たちのエピソードまで、自らの体験と取材をもとに、よく知られていないその実像を描き出す。

(筑摩書房 800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  2. 2

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  3. 3

    BTSとのコラボ中止に賛否 顔に泥塗られた秋元康“次の一手”

  4. 4

    屈辱の本拠地負け越し…巨人が東京ドーム嫌いになったワケ

  5. 5

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  6. 6

    花田家は崩壊寸前…貴乃花親方は協会批判し妻は見舞い拒否

  7. 7

    アマ競技で多発する不祥事 機能不全のJOCに解決できるのか

  8. 8

    G由伸監督初の会見拒否から一夜…手負いの岡本と心中決断

  9. 9

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  10. 10

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

もっと見る