「炎四郎無頼剣淫殺篇」鳴海丈著

公開日: 更新日:

 浪人の炎四郎は、路上で沙絵と名乗る女に声をかけられ、茶屋に入る。市中を騒がす凄腕の辻斬りに旗本の父親を殺されたという沙絵は、仇討ちを炎四郎に依頼してきた。炎四郎は、命がけの仇討ちを人に頼む代わりに「女のお前さんは、何を賭けるのかね」と、沙絵の前に仁王立ちになり、その眼前に自分の逸物をつかみ出す。たっぷりと沙絵を味わい依頼を引き受けた炎四郎は、南町奉行所の定廻り同心・黒田にわいろを手渡し、あることを調べさせる。亥の中刻、辻斬りを待ち伏せするため待乳山聖天宮の前に立った炎四郎を、男装した女剣士が辻斬りと間違え、斬りかかってきた。(「辻斬りを斬れ」)

 官能時代小説シリーズ第1弾。

(文芸社 680円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?