【戦後70年を問う】「戦争の記憶」は世代によって変わる。いま問われるのは戦後70年を語る多種多様な「目」と「声」の記憶だ。

公開日: 更新日:

「私の『戦後70年談話』」岩波書店編集部編

 文壇から学界・論壇・政界・芸能界まで計41人の名士が語る戦争の記憶と平和への願い。往年の二枚目俳優・宝田明氏は小学5年生のとき満州のハルビンで終戦を迎え、ソ連兵に撃たれて腹部から銃弾の摘出を受けたと語る。「戦争を好む国というのは、終局的には滅びます」の一言の重さ。女優・奈良岡朋子氏は「集団的自衛権や特定秘密保護法が通って、戦争を知らない人たちが国をつかさどっています。(略)何を言うか! と感じます」と一喝する。

 他方、国際人の代表格というべきハーバード大名誉教授・入江昭氏は日米を比較しつつ、日本では「これ以上愛国教育はやらなくていい」と直言。中身の濃い一冊。(岩波書店 1600円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊池風磨も認めるtimelesz“タイプロバブル” YouTubeなしテレビ主戦場…独自路線の成否

  2. 2

    侍J捕手・中村悠平らが“NPBルール改変”を提言 「日本ガラパゴス野球」では勝てない現実

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    パチスロファンからは辛辣な声も多数…『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』は本当に“期待外れ”だったのか

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    FA加入の松本剛が阿部巨人の足枷にならないか OP戦打率1割台と不振も「130安打宣言」と大風呂敷

  2. 7

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  3. 8

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  4. 9

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 10

    渋野日向子は「歩き方」を見直せ!専門家が解説する仰天メリット