【ハラスメントいろいろ】セクハラにパワハラ、最近ではモラハラやマタハラも加わった「ハラスメント百態」。

公開日: 更新日:

「パワハラにあったときどうすればいいかわかる本」いじめ・メンタルヘルス労働者支援センター、磯村大著

「パワー」は力、権力。「ハラスメント」は嫌がらせ。つまり「上からの立場を利用したイジメ・嫌がらせ」というわけで、職場の上司や学校の教師からのものが多くなる。ただ、合併した企業では部下から上司のこともあるし、クラスのイジメのように同輩どうしでも数をたのんだパワハラは起こり得る。職場の飲み会に自分だけ呼ばれないということもあるのだ。

 パワハラに気づいたら早めに立ち上がるのが肝心。ためらっていると解決も難しくなる。社内の相談窓口に行けば配転などの措置がとられることもあるが、うまくいかなければ組合に相談するのも手。組合がなければ地域のユニオンを探すのがいい。職場の組合では当てにならないこともある。

 またパワハラは心身の異常を引き起こすこともあり得る。逆に心身の異常が原因でパワハラに走る上司などという例もあるという。パワハラ問題などを専門に手がける団体と精神科医による手引書だけに実際的なアドバイスが豊富。(合同出版 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情