「名著の読書術」樋口裕一氏

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ネタバレでも、飛ばし読みでもいいんです。読み方に正解はありません

 予備校で小論文を指導し、学習参考書が100冊以上という「小論文の神様」が、読書術の本を出した。

「実はこの本は、自分より年上の中高年の方たちを思い浮かべながら書いたんです。今まで時間がなくて読めなかった名著の長編を味わってほしいんです。文庫本が1冊あれば、ひとりで、いつでも、どこでも楽しめる。道具も機械もいりません。しかも、繰り返し、何度も味わえるんですよ」

 太宰治の「人間失格」も、夏目漱石の「こころ」も、ドストエフスキーの「罪と罰」も、かじってはみたものの、読破できなかった人は多いだろう。そんな人にピッタリの読書法がこれ。

「まず、ネタバレで読むのはフェアじゃないという罪悪感を捨てましょう。あらすじ本、簡易版、本の巻末にある解説、映画などでストーリーを把握してから読めばいいんです。『難解だ』というネガティブな印象が薄まれば、名著へのハードルがグッと下がりますよ」

 つまり、予習である。「人間失格」は、「地方の名家のお坊ちゃんが東京で退廃的な生活を送り、最後は廃人になった」話と要約できる。

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