「名著の読書術」樋口裕一氏

公開日: 更新日:

ネタバレでも、飛ばし読みでもいいんです。読み方に正解はありません

 予備校で小論文を指導し、学習参考書が100冊以上という「小論文の神様」が、読書術の本を出した。

「実はこの本は、自分より年上の中高年の方たちを思い浮かべながら書いたんです。今まで時間がなくて読めなかった名著の長編を味わってほしいんです。文庫本が1冊あれば、ひとりで、いつでも、どこでも楽しめる。道具も機械もいりません。しかも、繰り返し、何度も味わえるんですよ」

 太宰治の「人間失格」も、夏目漱石の「こころ」も、ドストエフスキーの「罪と罰」も、かじってはみたものの、読破できなかった人は多いだろう。そんな人にピッタリの読書法がこれ。

「まず、ネタバレで読むのはフェアじゃないという罪悪感を捨てましょう。あらすじ本、簡易版、本の巻末にある解説、映画などでストーリーを把握してから読めばいいんです。『難解だ』というネガティブな印象が薄まれば、名著へのハードルがグッと下がりますよ」

 つまり、予習である。「人間失格」は、「地方の名家のお坊ちゃんが東京で退廃的な生活を送り、最後は廃人になった」話と要約できる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  2. 2

    ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”に日米スカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕

  3. 3

    注目の集中審議で高市首相が“錯乱答弁”連発…「中傷動画」「サナエトークン」野党質問を圧殺し被害者ヅラ

  4. 4

    ドジャース指揮官は真美子夫人に言及も…2児の父となった大谷翔平に「心配のタネ」

  5. 5

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  1. 6

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 7

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  3. 8

    高市内閣支持率下落の必然…衆院選の公約「消費税ゼロ」反故にする裏で進める“ゲリマンダー政治”の闇

  4. 9

    巨人橋上監督代行が見せたシビアな顔 「坂本勇人を使ったら、浦田が使えなくなっちゃう」

  5. 10

    維新の念願「都構想」は絶望的…足元見た高市首相が吉村代表に“諦めろ”と引導渡す