「民泊ビジネス」牧野知弘著

公開日: 更新日:

 政府は、2020年の外国人旅行者(インバウンド)の目標を、当初の倍の4000万人に引き上げた。

 急激なインバウンドの増加でホテル不足が各地で続いているが、20年時点では、11都府県でホテルの部屋4・1万室分、東京だけで1万室が足りなくなるという。こうした状況の中、個人が自宅などを旅行者らに開放して宿泊用に提供する「民泊」がにわかに注目を集めている。民泊をビジネスにすることは現時点では法律に抵触し、業界の反発も強いが、政権はアベノミクスの切り札として推進に舵を切った。

 ホテル旅館業界の現状と、ニュービジネスとして熱い視線が集まる民泊の可能性と危険性を説いたビジネステキスト。(祥伝社 780円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」